ハッカソンのチームを組んで約1年活動したら受賞率が100%だった話
こんにちは.やまたくです.
修論を出し終わって一息ついたので(修正期間はある),修士1年の9月頃から結成したハッカソンチームとその活動についてまとめようと思い,今回記事にしました.
まず,ハッカソンて何ぞやという方,hackとmarathonを掛け合わせた造語で,技術系のイベントのことです.
先に断りを入れておくと,この記事で書いている感想とかは基本的に僕の個人的な意見です.作ったものや結果は事実です笑
論文での超綺麗な日本語をそんなに意識せず,自分の言葉で綴りました,
1年前の記憶もあるので一部曖昧な箇所もあります.
1年分の活動をまとめたので長いです...
目次
まず,ここで全員が必ず「チーム名読めないんだけど!?」って思うかと存じます. でも気に入ってるんです.
チーム名を考えてる時に「俺らのチームの売りは仲の良さだよな〜」って思ってました. 僕はBUMP OF CHICKENが好きで,その当時「pinkie」って曲にハマってました. そしたらメンバーの1人がもう一捻りほしいとそこそこな難題をぶつけてきて,悩んだ末に「pinkie」の「pin」が思いついた時の「!(ピン)」とかけられるなと思い,仲の良さとアイデアの発想力で勝てるチームという意味を込めて今の「!kie」が誕生しました. やまたく (リーダー) まぁ,誘った本人なのでリーダーやってます.Swiftをいじいじしてる. 技術力はそんなに威張れません. 以下,メンバー名は僕の呼び方のイニシャルで. K !kieのエース. N この人のGoサインがないと開発が始められない研究者の鏡. K 頼んだら何でもやってくれる.しかも形にしてくれる.すごい. S 僕が「自分の大学で最も優秀なデザイナーは誰か?」と聞かれたら迷わず指名する人物. K 2017年度に脱退したSの助っ人として参加してくれたが,気づいたらレギュラーに. と,まぁこのメンバーで1年活動してきました. そもそもハッカソンのことは学部時代から仲良くさせてもらってた先輩が出場してるのを聞いて知ったんですけど,この先輩がまぁハッカソン絶対勝つマンだったわけですよ. もともと僕の通う大学では,最近流行りのPBL(Project Based Learning)っていう実践型教育をやってて,チームで活動することがちょくちょくあったんですね. 基本的に僕らは「この技術おいし〜,すこ〜」みたいな根っからのギークな性格の持ち主ではありません. 僕らの日常にはどういう問題があるのか考え,それを解決するためのアプローチを検討し,カタチにしていく.というユーザーベースな考えを持ったチームです. なので,アイデア出しにはか〜〜〜なりの時間をかけます. 大会の開発期間はプロジェクトでもやるようなことをします. タスクかんばんについてはTo Do/Doneをチーム自前のミニホワイトボードに貼り,Doingを自分のPCに貼るというやり方でやってました. 進捗共有については,ハッカソン中だと皆黙々と作業しちゃいがちでした. 大会を合宿や遠征みたいな感じで参加しがちです. まぁ,楽しんでます. !kieとしての初陣がこの大会. 詳しくは説明しませんが,学生限定で日本最大級のハックイベントで,ハッカソン絶対勝つマンの先輩が出てたのを知ってたので僕らもこれにエントリーしました.
2017.jphacks.com この時の開発テーマは「X-tech」. 僕らが作ったのは,子供の笑い声を検出していつ,どれだけ自分の子供が笑ったのかを可視化するアプリ「エミル」です. 着想は,僕がこのCMの「子供は1日に400回笑うのに大人は15回に減る」ってのを思い出して,子供がたくさん笑うことを活かして何かできないかを考えはじめたところから来ています. で,近頃のみまもりアプリって子供のプライバシーなんてあったもんじゃないなぁって印象を僕らは持ってて,自然に溢れる笑顔を検知できれば離れてても元気にやってるのがわかるから親も安心できるのでは?と考え,作りました. 地方予選ではローカルスポンサー賞を受賞. 開発中はもう必死すぎたのと一年前のことなので全然覚えてないです笑 エミルのアプリは,一部はりぼてで完成できてなかったのは悔やまれました. そして本選の他のチームの発表を見てると,圧倒的技術力の高さに「こりゃ勝てねえわ」って思わされました. ってところでしょうか. 頑張った甲斐があったなぁと感じた一方で,いくつかの企業の方々から「来年も期待してる」旨のコメントをいただき,プレッシャーもかかり始めました. XcodeのプロジェクトをGitHubで管理する上で無視するファイルを.gitignoreに記述したデバイスのKが何をミスったか,無視しちゃダメなものまで記述しちゃって,一度プロジェクトを作り直した時のコミットメッセージ.以降,うちのチームのバズりワードに. 予選の会場が北海道大学だったが,僕以外集合時間に間に合わず開会式は僕一人だった. 北海道大学,広すぎて皆慣れていなかったんですねぇ... Award Day(本選)前夜,最終調整をしていたら突然自分のMacから実機にアプリを流し込めなくなった.
他の人のMacからなら自分の実機に流せる,はて... デバイスのKがKの実機で僕のMacに繋いだらやはり流せない. これ,いまだに原因がわからず解決できていないのでわかる人,似た現象に陥ったことのある心当たりのある人は助けてください. 「温泉でハッカソン」がテーマの大会ですね. しかし,温泉に入れるのは本選からというトラップがあるので,僕らから温泉に入りに行きました. JPHACKSと違うのは,開発のテーマが当日に発表されるという点です. ちなみに僕らの会場のテーマは「動物」でした. この大会からSの代わりにデザインのKが加入しました. 僕らは,犬の散歩時のリードの張り具合を評価し、それを可視化することによって、飼い主がうまく犬をしつけられているかを意識するプロダクト「PullDog」というものを開発しました. イメージみたいなのはちゃんとしたものが残っていないのと,プロトタイプ感がすごいので伏せておきます. 今回の着想の流れは, って流れだったかと思います. 本選出場は叶いませんでしたが,地方予選で優秀賞を受賞しました. 正直ダメだと思ってましたが,日常にある課題に着目し,その課題を解決するサービスを提案・開発できたことが評価されたのかと思います. 一言で言うと,しんどかったです. そして会場にあったレッドブルをめっちゃもらってめっちゃ飲みました. でも,JPHACKSの時にはやらなかった「デバイスとの連携」という,チームとしては新しい挑戦を行えたのは良かったと思います. SPAJAMは社会人でも出れる大会ですがしんどかったので,自分から出るのはしばらくいいかなぁ...笑 一番アイデア出しに時間をかけてたのが僕らのチームで,途中何度か運営の方々から煽られました. これから僕も運営やる予定なので,考えさせられるものがあります. 初めてハッカソンに出場して考えたこと | sKawashima's blog 首輪にセンサーを取り付けて値をとったりするプロダクトだったので,デモで首輪をする役が必要だったわけですね. デバック中に人の首に首輪をはめ,何度もグイグイしてたらうまくデバイスが検知できるようになり,嬉しさのあまりになにかに目覚めている人がいました. ハッカソンで別のナニカを開発してしまったのではないかと関係各所で話題に. ちなみにデモで犬が出てくる事例は僕たちで2件目だそうです. この大会だけハッカソンではありません. オージス総研が毎年行なっているアイデアコンテストで,毎年テーマが変わります. この大会では,騒音という本来望ましくない嫌なものを、ワクワクして待ち遠しくなるものにする「NO=EE(ノイジー)」というものを提案しました. この着想は,バックエンドのKの住んでるマンションが外からの騒音がひどかったり,上の階の住人のリズミカルな足音に悩まされていることがあって,この騒音を無くすのではなく,楽しめるようにできれば面白くなるのではないかというところから来ています. 「入れ替えスイッチ」要素はどこかと言う話は, 「入れ替え」が騒音の「イライラ」を視覚の「ワクワク」ってところで,
「スイッチ」はボタンみたいな物体ではなく,騒音を検知する空間チーム「!kie」
ごめんなさい,ピンキーって読みます...
この読み方が謎なチームで1年間活動してたわけですね.
結局ちゃんと呼ばれたことなかったです,はい.由来
「pinkie」の意味を調べたら「小指」って意味で,「小指」って子供のときに仲の良い友達とする「指切り」を連想させるメタファっぽいなと思い,同時に「これチーム名にしたらおしゃれやん?」と思いメンバーに提案しました.
ちなみに当時ハマった曲がこちら,すこ.
www.nicovideo.jpメンバー
サービス名はなんか毎回降りてくる.
レッドブルやモンスターが大会中効きやすい.
担当はバックエンドだけどどこでもできるチームの柱.
フロント,デバイスに対してもアドバイスくれるから助かる.
冷静に物事を見てくれるので,僕らが脱線しかけると軌道修正してくれる.
たばこを吸うとベストパフォーマンスを発揮する.
自分の仕事がいつの間にか終わっている.
Slackのスタンプになる.
夜が弱い.
博識.
笑いのセンスがCool.
寸劇でたまに周りが見えなくなる演技派.
たまに報道番組で出てたと間違われる(犯罪者として)
エモいロゴやアイコンを作ってくれる.しかも爆速で.
!kieとしての名刺やタトゥーシールを作成してくれる.
2017年度のみのメンバー,2018年度はアドバイザー的ポジ.(方向性の違いで脱退したとかではないです.ちゃんと仲良いです.)
最近太った?
発表資料や動画がいちいちエモいし,ハッカソン中に動画用の音楽まで作る人.
頭がおかしい(視覚的に)
その見た目からか,よく職質される.
個人的にはかなりバランスの取れてるメンバーだと思ってます.
というか,みんなが強すぎて恵まれました.ほんとに.
イニシャルのバランスはKばっかで悪いけど...笑チーム結成までの経緯
その活躍っぷりを見てたら自分も出たいと思いながらも,それに見合う実力がないなと思って学部時代は何かしら言い訳して出場を避けていました.
でも修士になってから「自分から動き出さないと成長も何もないよな」と感じ,JPHACKSのエントリーが始まったのを機に,メンバーの勧誘を始めました.
だから僕は,そのPBLで同じプロジェクトだった子をチームメンバーにしたいと考えてました.その方が連携も取りやすいと思ったので.
メンバーの構成を考えながらも,当時JPHACKSに興味がありそうだったバックエンドのKを最初に誘いました.そしたら速攻でOKがもらえました.そのままKに「メンバー誰が良いかな」と聞いたところ,僕が「このメンバーとやりたいなぁ」って思ってたメンバーと全く同じメンツを挙げてきました.それがN,デバイスのK,Sでした.
それを聞いた時は大袈裟かもしれないけど「もう運命だな」と感じて,すぐに3人を勧誘し,3人とも快諾してくれました.
そういうわけで,割とあっさりチームは結成されました.
ここからチーム!kieの活動は始まったというわけです.チームの特徴
ユーザーベース
多分こうするのはPBLでの経験もあったりするのかなと個人的に感じてます.
もはやクセみたいなもんかな.
毎回ポストイットをめっちゃ消費します.
いっつも苦労してますね.
でもそれだけ苦労してるからこそ,タイトルの受賞率100%を実現できたのかも.ハッカソン開発もプロジェクトみたいにやる
個人的に大事にしていたのは,タスクかんばんを使用することと一息つけば進捗共有することの2つです.
これらってハッカソンでやってる人あんまり見なかった気がします.
このやり方はPC見ればその人が何やってるか分かるし,Doneの数が増えてくとモチベ上がるし,なにより楽しく作業できたので好きでした.
僕は開発中も可能なら話しながらやりたい人なので,自分が一息ついたら進捗共有の機会を設けてメンバーと話し合うようにすることを意識してました.
もしくは時間を決めて進捗共有するようにしてました.
やっぱりチームで作ってるんだから話してみないとわからないこともあるので重要だと思います.作業以外も楽しむ
理由をまとめると
2017年の活動
JPHACKS2017
大会について
Fintechみたいに,何かとテクノロジーを掛け合わせたものってことですね.
発表の表現次第で何とかなるので,実質テーマは有って無いようなものでした.成果物
テーマとしては「Smile-tech」 .
下記リンクが紹介動画とGitHubページ結果
その後,本戦通過の通知が来て,本戦では企業賞を複数受賞しました.
なんかたくさん目録もらったので,もらった側の僕らもビビってました.
https://2017.jphacks.com/result/result_tag/prize/所感
ただ,あんなに自分集中できるのかと思い知らされました.
それなのにAward Day(本選)に呼ばれたのは大変恐縮でした.
そんな強豪チームがたくさんいる中で,企業賞を2つも受賞したのは本当に嬉しかった.
僕らのプロダクトが評価された理由は
あと思ったのは,温泉で作業してた時に見かける湯着女子ええやんってことです.
温泉とハッカソンの作業の関係についても今度記事を書いてみようかな笑思い出
.gitignoreすまん
誰も来ない
ちょうど別チームの後輩がいたが,「そっちのチーム大丈夫ですかw」と言われる羽目に.呪いのMac
恐ろしいのはここからで,KのMacでKの実機に流そうとしたら流せなくなった.(Kの方は解決しました)
以降,活動で僕のMacから実機に流すことは禁止に.2018年の活動
SPAJAM2018
大会について
なので,対策のしようがないです.
spajam.jp成果物
当初のターゲットとずれましたが,良い着眼点ができたかと思います.
実際に「リーダーウォーク」と呼ばれる模範的な歩き方があるそうです.結果
所感
!kieは結構時間をかけてアイデアを練るチームなので,当日に発表されたテーマをその日に考えて,その日に開発するというのは難儀でした.
忙しすぎてタスクかんばんすら使ってる暇なかったし...
この大会で気づいたのはハッカソン中に飲むと緊迫感との相乗効果で全く眠れなくなることです.
食欲もなくなり身の危険を感じるほどでした.
少しずつですが,技術力の成長も感じ始めました.
誘われたら出るくらいの感じで笑
思い出
煽ってくる運営
下のブログにぐう正論が書かれてるので皆まで言いません.「あ"ぁ"〜い"い"っ"」
第9回 OGIS-RI Software Challenge Award
大会について
期間としては長期的なアイデアコンテストです.
書類審査(1,2次審査)とプレゼン(最終審査)といった流れで進んでいきます.
今回のテーマは「入れ替えスイッチ」でした.
www.ogis-ri.co.jp成果物
隣人や外部の環境による騒音をセンサーで検知し、それに合わせて壁にアニメーション(エフェクト)を投映します.
詳しくは下記リンクからどうぞ.
https://www.ogis-ri.co.jp/otc/hiroba/Report/osca/2018/idea/idea4.pdf
結果
まぁ受賞率100%って言ってるので最終審査まで行き,プレゼンしました.
結果は審査員特別賞を受賞.
ちなみに最終審査までの倍率は9倍で,JPHACKSの本選に出る倍率(4.8倍)よりも高かったです(バックエンドのK曰く)
正直準優勝くらいなら行けると思ってたので少し悔しい...
所感
これまでで一番「プロジェクト」として活動できたと思いました.
ハッカソンみたいに1,2日じゃなく4,5ヶ月くらいかけたのでじっくりできました.
各審査ごとに仕様書の提出という納期(マイルストーン)が自然とできていたので,それに合わせてデッドラインを設定したり,リスクマネジメント(?)がてら発表資料を先走って余裕を持たせたり,ユーザテストをしたり,ハッカソンではあまりできないことを経験できたと思います.
この大会では,属人性が顕著に現れる結果になったかと感じております.
というのもバックエンドのKとデバイスのKが頑張ってたからです.
Swiftマンの自分は今回Processingでアニメーションを作ってからは発表資料とか提出書類とかの事務的な仕事をやっていて,手が空くことがちょくちょくありました.
もっと自分に力があればな...技術共有の勉強会とかやれば良かった...
他のチームのプレゼンはというと,基本的に研究室単位で出ており自分の研究分野を活かしたプロダクトの提案が多かったイメージ.
なので,僕らとしてはいつもどおりハッカソンの雰囲気でサービスの提案をしていたのでアウェー感があったかな,気にしなかったけど.
ちなみにこの大会ではモンスターとかレッドブルを飲むこともなく健康的に終わりました.
思い出
ネタ寄りだったアイデアコンペ
時間に余裕があったので,各々アイデアを持ち寄りコンペをしました.
出たアイデアの一例が以下のとおり.
- 騒音をワクワクに入れ替える(結果この案で行くことに)
- 筋トレのパートナー(やる順番)を入れ替える
- ファッションサイトのモデルの顔を自分の顔に入れ替える
- 味噌汁の塩分濃度をその日の天気の状態によって入れ替える
- クローゼットの中身を夏服から冬服に入れ替える
3つ目と4つ目はなかなか聞いてて面白かった,けど実現可能性や課題の着眼点等の理由でボツに.
アイデアソンとか公式の大会であるならそれも出てみたいとも思った.
コワーキングスペース初潜入
大会の期間の半分くらいが夏休みだったので大学が遠く感じ,メンバーの家も広いわけでもないので,コワーキングスペースを使ってみることに.
おそらく使う場所によって異なるが,200円くらいで,冷房完備,飲食物持ち込み自由,コンセントたくさんで良さしかなかった.
むしろ家より快適だった.
JPHACKS2018
大会について
!kie最後のハッカソン.
内容はほぼ2017年と一緒です.
終わり.
2018.jphacks.com
成果物
普段何気なく交わす口約束を忘れないように楽しく共有することのできるサービス「Pinky」を開発しました.
「口約束って忘れちゃうよね」って独り言から生まれました.
ちなみに動画・動画のBGMはデザインのKが一晩で作りました.
ただ現状のリストバンドには以下の課題があります.
それをいっぺんに解決する最高のソリューションがこちらです.by デバイスのK
買ってください.
www.apple.com
結果
予選は普通に敗退しました.
だから「受賞率100%じゃなくなったなぁ...」って思ってました.
ところがどっこい,運営から突然「君らのチームが企業賞獲得したよ」と連絡が来て全員がキョトンとしました.
唐突すぎて予定が調整できないことと,予算の関係から,Award Dayには僕一人で代表として企業賞をいただきに行き,結果受賞率は100%に戻りました.
受賞理由は,その企業さんのAPIを使っていたことやコミット数による汗かき度の高さだそうです.
頑張ってよかった.
めでたしめでたし.
https://2018.jphacks.com/result/award/company/
所感
この一年,大会に出すぎたせいで正直アイデアが枯渇してたと思います.
いつもかなり絞り出してるので.
それでも口約束の案が出てもすぐにGoサインを出さず,それで良いのかを本気で考え何度も議論を重ねていきました.
最後まで本気でやれて良かった.
作ったサービスもこれまでの集大成感が強かったと感じます.
クライアント・バックエンド・デバイス・マッチングアルゴリズム・デザインの各役割を全員がやり切ってプロダクトのMVPが実現できました.
いつもどこかが完成していないからデモでは誤魔化す部分がありましたが,はじめて本当に動くものが作れて,一年で成長できたかと思いました.
ただ,これに喜びすぎて,ハッカソンあるあるのデモの時に限って動いてくれない事件が起きました.
ちゃんとリスクマネジメントすることが盲目的になってました.
もったいねぇ...
Award Day参加は2年連続ですが,今回は企業賞受賞のために行ったので9割はオーディエンスとして本選出場チームの発表を見てました.
発表見てて思ったのが,「去年よりも技術力高いし,発表上手いな」と.
観客の笑いを誘うチームが多く,相手を惹き込ませるのがうまくて勝手に感動を覚えていた笑
デモが動いた時も僕も一緒になって「おぉ〜!」って言ってたしw
あとたくさんの学生と交流できました.
同い年の修士2年の子が多い中,学部1年生で出場している子もいて聞いた時はビビった...
自分もそのくらいの年から挑戦できるようなマインドを持っていたらなぁと羨ましくなった.
たまたま最近40年前の矢沢永吉が言ってたことのツイートを見かけておっしゃる通りだと...
本当にすごいのは動き始めることのできるやつ.
失敗を恐れないやつなんじゃないかなぁ.
ツイッターでみんなが色々言う約40年も前に矢沢永吉はすでに同じことを言ってる。
— そもんず (@somonsism) 2019年1月16日
やるヤツはやるし、やらないヤツは口だけでやらない。
やるヤツは、話す前に、行動を始めてるようなヤツ。pic.twitter.com/aDSb2N6F9S
時間は膨大にあるかもしれないけど,有限ではあるし,社会人になったら使える時間は忙しくなって減っちゃうかもしれないと思うと,やっぱり学生の早いタイミングで動き出した方が良いです.
ここなんかしくじり先生みたいになってる笑
思い出
作業場:シェアハウス
東京会場は初めてだったので,作業場に悩みました.
就活時にシェアハウスを利用していたので,そこを使わせてもらえないかとお願いしてみたらOKが出たので,使わせてもらうことに.
ハロウィンシーズンだった当時,住人がコスプレして外出するところに鉢合わせたために,そういう経験のなさそうなメンバーからしたら結構ビビったんじゃないかなw
また,動画で腕をガシーンとするシーンでは住人の人たちに友情出演してもらってます.
圧倒的感謝.
一年ぶりの再開
Award Dayに参加はしたものの自分のチームのプロダクトは本選に出ているわけではなく,ブースもなかったので色んなチームのブースを見て回ってたら1年前のJPHACKS札幌予選で会った子と奇跡の再開を果たしました.
何がすごいってお互いがお互いのことを覚えていたこと.
かなりドラマチックな展開でテンション爆上がりだった.
2年連続でAward Dayの会場に行くと,やはり顔見知りが増えている.
出場チームだけじゃなく,協賛企業や運営陣にも知っている人がいて,ちらほら声をかけていただきました.
嬉しい限りです.
素性がバレたら感動された
企業賞を受賞した際に,その方が1年前の!kieのことに気づいていただき,「君らはすっげえなぁ!!!」ってめっちゃ感心していただきました.
また,うちの大学のチームは過去に最寄りの会場じゃなくても賞を取っちゃったりしてJPHACKSを荒らしているので,運営陣の中でも評価が高いそうです.
こういった流れが後輩にも受け継がれていってもらえると嬉しいな.
と,僕も運営陣も思っていますよ笑
まとめ
長くなりましたがまとめです.
もう少しで終わります.
!kieの強さとは
!kieがここまで戦えた要因は
- 生活に寄り添い,みんなが着目しないところに目をつけられる問題着眼点
- サービス化/ビジネス化への実現可能性の高い提案・デモができた点
- 上記のことを本気で考えられたチームメンバー
- タスクかんばんはじめ,実際のプロジェクトのように活動した点
- メンバーが楽しく活動できた環境
- 審査員との相性(地味にあると思う)
だと思ってます.あくまで自分の意見ですが.
最終的にはやはり良いメンバーに恵まれたのが一番大きい.
ここまで威張ってるように見えるかもしれませんが,!kie,優勝はしてないんですよね.
原点に立ち返るとハッカソンは名前のとおり,ハックイベントです.
やはり技術力も重要なんだと思います.
毎回感じています.
強くならないと...!
あ,でもエンジニアばっかり注目されがちですが,デザイナーがいるかどうかでプロダクトの見た目も大きく変わってきます.
デザイナーにも感謝しなきゃダメです.偉大なので.
謝辞
論文か
めっちゃ長い記事を最後まで読んでくれた皆さま,各大会の運営の皆さま,大会参加のたび応援してくださる皆さま,そして,一緒に1年間頑張ってくれたチームの皆,本当にありがとうございます.